おうち英語を続けていると、どのくらい英語力が身についているのか確認してみたいなぁと思うことってありますよね。
そんなときに英検を受けてみるのも1つの方法です。
最近では、まだ幼い子でも英検3級以上に合格したなんて話もちらほら耳にするようになりました。
小さな子(特に幼児)は受検をするだけでも大変なのに、さらに合格するだけのハイレベルな英語も身につけていて、そんな親子を心からすごいなぁと思います。
今回はこの「英検」にスポットを当て、「幼児が英検を受けること」について、わたしが思うところを記していきます。(受検のよしあしはその子の特性や家庭の方針にもよるので、そちらの判断までは控えております)
では早速、ここからは「英検の概要」「わたしの考える受検のメリット・デメリット」そして「わが家の方針」を紹介し、最後に「QQキッズの英検カリキュラム(英検5級出る順パス単連携カリキュラム)のレビュー」を載せたいと思います。
おまけとして、英検の受験経験なしのわたしも今回初めて3級の過去問に挑戦してみたので、その結果を公表します。
英検の概要
先ほど書いたように、わたしは英検を受けた経験がなく、試験の内容も全く知りませんでしたが、おうち英語を始めて、英検には、「英検Jr.」と「実用英語技能検定」の2種類があることを知りました。
「英検Jr.」は、読み書きがまだの幼児や小学生向けに作られたリスニングだけで受けられる試験です。難易度はブロンズ、シルバー、ゴールドの3つです。
もう一つの「実用英語技能検定」の方が世間でお馴染みの「英検」と呼ばれるものです。こちらは難易度に応じて5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級まで7段回あります。
ざっくりと、3級が中学卒業程度、2級が高校卒業程度、準1級以上は大学レベルと捉えていただければよいかと思います。
5級、4級にはライティングとスピーキングがない(スピーキングの方は受検は任意で合否も別途審査)ので、文字が書けなくても気軽に受験できそうです。
一方、3級からはライティングに加え、2次試験でスピーキングも始まりますので、ハードルはグッと上がり、それなりに対策も必要になってくるでしょう。
英検のメリット
次に、英検を受けるメリットについて考えていきます。ここで挙げているものは幼児に限られず大きくなってからも当てはまることではないかなと思います。
自分のレベルが測定できる
おうち英語で、絵本が読めたとか、このフレーズが使えたなどといっても、どのくらいの実力があるのかよく分からないことが多いですが、検定だとそれを客観的に測ることができます。(DWEをやっている方ならレベル毎にCAP取得があるので、測り方こそ違いますがそれも1つの指標になりますね)
子どもの今のレベルが把握できれば、それに合った取り組み内容や課題なども見えてきますので、今後のおうち英語も進めやすくなるはずです。
モチベーションアップ・学習を継続する動機になる
どんなことでも、目標なく漠然とした動機だけで継続することは大変ですが、英検◯級合格などある程度の期間で達成できる目標を作れば、それに向けて努力するようになり、日々の学習のモチベーションアップにもなります。
そして見事目標を遂げ、その達成感を味わうことができればさらにやる気も増していき、と正に好循環です。
英検は1級まであるので、合格後もさらにその先へ先へとステップアップしていけますね。
読む・書く・聞く・話すの4技能がバランスよく身につけられる
3級からではありますが、これらが全て試験の範囲になるので、必然的に全てを網羅した学習をすることになり、結果これらをバランスよく磨くことができます。
この他にも、テスト形式に強くなれることや、上の級に合格すれば将来進学や就職などで有利になったりということも考えられます。
英検のデメリット
このようにメリットもたくさんあるのですが、その反面もちろんデメリットもあります。こちらは幼児ならではの例を挙げていきます。
検定を受けるのが大変
小さいうちは特に、2つの意味で受けさせるのが大変です。
まずは英検の存在を知らない子に説明して、やる気にさせないといけません。(英検受けたいと自ら言う子も少数ながらいるのでしょうが、恐らくほとんどの子が大人に言われてになるのではと思います)
2つ目は試験の受け方です。決められた席に大人しく着席できるか、回答用紙に名前がきちんと書けるか、問題の指示が分かってそれに従えるか、長時間机に座って問題を解けるか、など小さい子には不安がいっぱいです。
この辺りをクリアしてやっと採点の土俵に上がれるので、受検するだけでもハードルはなかなか高そうです。
対策をするとどうしても勉強っぽくなってしまう
初級のレベルでもさすがに何も対策をせず受けるのはなかなか勇気が要りますよね。万が一失敗してしまったら、自信喪失にもなりかねないですし・・・。
そうなると、最低でも過去問を解くなど何かしら準備をしないといけないのですが、机の上で問題を解くとなるとやはり勉強っぽさは出てしまいます。
それがすんなりできる子はいいのですが、嫌な子は英語自体が嫌になってしまう恐れもあります。
わが家はどうする?
わが家の子どもたちは現在5歳と3歳で、5歳の方は受検者も年々増えていて、受けられないことはないとは思いますが、今のところ受検は考えていません。
なぜかというと、先ほど触れたように対策をしようと思うとどうしても勉強っぽくなってしまうからです。
ほとんど勉強しなくても受けられるレベルを選べばいいのでしょうが、試験の形式や初めて見る単語など、会場でいきなり見たことのない問題を見せられれば戸惑うのは明らかですから、せっかく受けるならそれなりに準備はしておきたいですよね。
また、英語=楽しいものと思えるのが、幼児のうちでは特に大切だとわたしは考えているので、試験問題を解く、試験のために単語やフレーズを覚えるといった勉強は小学校へ上がってテストに慣れてからでいいかなと思っています。(注:勉強が楽しくないというわけではなくて、あくまでわが家は幼児のうちは遊び感覚で英語に取り組みたいという意味です)
ですので、子どもが大きくなって自ら受けてみたいと言ったときが受検時かなとのんびり構えております。(とはいえ、小学校のうちに準2級、欲をいえば2級が取れたら後の学校の授業は楽だろうなとは思います 笑)
QQキッズ英検カリキュラムのレッスン
まだ英検は考えていないとはいいましたが、先日、長男がオンライン英会話を受けているQQキッズで英検カリキュラムを受けられる無料チケットをもらったのでこちらを使って「英検5級出る順パス単連携カリキュラム」というのを受けてみました。
その内容がこちら↓
最初にターゲットになる単語を学んで、
その後その単語を使って肯定形・否定形の定型文を学んでいくというスタイルでした。(今回は do,go,like,play,have,watch の6単語)
こちらのテキストだと、
I go to the 〜
I don't go to the 〜
に続く例を3つ挙げるように先生から指示がありました。
ちなみに長男は "park" はすぐに出てきましたが、その後が続かず、わたしが そっと耳元で "aquarium"(水族館に行ったばかりだったので。定期的に行っているわけではないです) と "nursery school" (保育園)と教えるとそれらを答えていました。
QQ Englishではこの他、3級〜準1級までの面接対策カリキュラムなんかもあります。体験レッスンでは英検カリキュラムを受けることはできませんが、興味のある方は詳細をご覧下さい。※レッスンは月々2,980円~となっています(2023年1月現在)
おまけ
英検、英検といいつつ、わたし自身、これまで試験の内容を全く知らなかったので、せっかくだからと3級の過去問に初めて挑戦(初見です)してみました!
自己採点結果は、
リーディング 29/30
リスニング 25/30
となり、やっぱりリスニングが苦手なことを改めて実感しました。思ったよりも話すスピードが速く、普通に会話しているのと変わらないくらいでした。
ライティングは部分点くらいはあるかなというものの、とても稚拙な文章しか書けませんでした。
これに加えてスピーキングがあるので合格圏内なのかは分かりませんが、受けてみて思ったのは、予想してたよりも遥かに手こずった(迷ったり考えた)なということです。わたしの実力不足もあるのでしょうが、もっとスラスラ解けるかと思ってました(;ω;)
実際のところ3級を軽くみていました(ごめんなさい)が、これが幼児で解けるのは本当にすごい〜!!(´⊙ω⊙`)
今回せっかく解いたので、もしわが家でも3級を受ける時がきたら、この経験を対策に役立てたいと思います。